2014年9月29日月曜日

アイドリングストップは和製英語か?

信号手停止時などにエンジンを止めるアイドリングストップはふつうに和製英語だと思っていました。こういう安直な英単語の羅列は和製英語の可能性が高いからです。実際にこの言葉は和製英語の例に挙げられており、idling stopなので「アイドリングしたまま停止」という意味になるという指摘もあります。

一方、本田、日産、マツダなどの日本の自動車メーカーが英語の海外サイトで、この言葉を使っていますが、英語圏で一般的に通じる言葉なのかどうかは別問題でしょう。

アイドリングストップのことを英語で何というべきなのか答えがわからないのですが、Wikipedia(英語)に「Start-stop system」という項目があるので、これを使っておくのが無難かもしれません。Stop/No idling campaignというのもあるようです。

未だに燃費の悪い大型自動車が好まれるアメリカで、このようなせこせこと燃費を改善するシステムに一般の人たちが興味を持っているとは思えず、どういう言い方をするにしても説明を要する言葉だろうなと思っています。

2014年9月15日月曜日

24時間制が使われないアメリカの時間表記

日本人は細かいことまで正確なのが好きなので、時間を表すときにしばしば24時間制を使います。私もよく19時とか20時と書きますが、それは朝の7時や8時と混同されないようにするためです。文脈からみて常識的に夜の7時や8時なのは当たり前であるときでも、混乱を避けるために24時間制で書くのが日本の常識かなと思っています。

アメリカでは24時間制はほとんど使われていないと思います。とあるアメリカのお店で営業時間の張り紙に「9-5」と書かれていたことに最初は驚きました。これは朝9時から夕方5時までという意味です。せめてamやpmをつけてくれたらいいのにと思うのですが、この張り紙のようにamかpmかは常識的な判断が求められることが多々あります。

また、アメリカでは24時間制における0:30(夜)を12:30am、24時間制における12:30(昼)を12:30pmと表記します。日本の12時間制では前者は午前0:30、後者は午後0:30となりますね。

アメリカではお昼の12時ちょうどは12:00pmで、深夜の12時は12:00amです。日本の12時間制では前者は午前12時であったり午後0時であったりし、後者は午前0時であったり午後12時であったりします。日本で24時間制が好まれるのは、このようなややこしさを避けるためであるとも言えそうです。

アメリカの時間は12時に始まり1→2→3→...→11時と推移します。つまり、アメリカには0時台という時間帯はないのです。ユナイテッド航空などアメリカの航空会社のeチケットの時間を読み解くときはくれぐれも注意して下さい。時間を間違えたらしゃれになりませんから。

2014年9月14日日曜日

朝から和製英語

喫茶店のモーニングと並ぶ朝の和製英語にモーニングコールがあります。ホテルに泊まったときにフロント(和製英語)に朝○時に起こして下さいと頼むあれですね。海外で早朝に起きないといけないときに何度か使ったことがありますが、ホテルのスタッフはあまり信用がならないので目覚まし時計を持って行くことにしています。

モーニングコールは英語で「wake-up call」 と言います。確かに意味としてはこの方がモーニングコール(朝の電話)よりも的確でしょうね。

朝7時にモーニングコールをお願いしたいときには

Could you give me a wake-up call at seven?

と言えばいいと思います。これだと24時間制をほとんど使わないアメリカでは7amと7pmの両方を意味していますが、常識的に午前と判断されます。