2015年11月27日金曜日

ADORBS、BFF、OBVS、YOLOの意味は何なのか?

Facebook Messengerにディズニーのテレビ映画「Descendants」のキャラのスタンプがあるのですが、そこにある言葉の意味をまとめてみました。わからなかったものは調べています。日本語と同じように英語も時代とともに進化していくので、若者が使っている新しい言葉についていくのはたいへんですね。

ADORBS adorableの短縮形で、かわいい、素敵の意味 参考→【adorbs】スラング英語の意味
AWKWARD 気まずい
BFF best friend foreverの意味 参考→BFFの意味はズッ友? - 今アメリカのティーンズの間で流行っている略語
CALL ME... 電話して
DON'T EVEN 何かをしたくないときに使う言葉(Don't even think about itの意味) 参考→Urban Dictionary
Hmm... 考えたり迷ったりしている様
OBVS obviously(明らかに)の意味 参考→2013年『言われるとイラッとくる英語フレーズ』がマリスト大学より発表される!
OMG oh my God(驚いている様)の意味
ONLY-1-LIKE?! FacebookでLike(いいね)が1つだけで残念な様
ON POINT 「私が求めていたのはまさにそれよ!」の意味 参考→Urban Dictionary
PLEEEASE 「なになに?言ってよ」の意味
REALLY? それ本当?と疑っている様子
#SMUGFACE ドヤ顔の意味(#はツイッターのハッシュタグ)
WHAA? 「何それ!本当?」と驚いている様子
YOLO you only live once(人生は一度だけ)の意味 参考→アメリカで流行っている省略語「YOLO」が日本上陸!意味、そして使い方は?

2015年11月15日日曜日

「Please keep off the grass.」という立て札は間違いなのか?

命令形にPleaseをつけなくても相手のためを思って言っているならば失礼にならないという法則が英語にはあると思っています。警告や命令を出す場合も結局は相手のためになることなのでPleaseはなくてもいいと考えています。

「日本人の英語表現」(T.D. Minton著、国井仗司訳、研究社)という本の43~44ページに以下のような記述があります。Pleaseをつけなくても失礼だと苦情を言う人はいないという話です。

オックスフォードやケンブリッジの庭の、

Keep off the grass.

という立て札には、私の知る限りpleaseと書かれているものはありません(ロンドン交通局のMind the gap.も同様です)。それでも、苦情を言う人は誰もいません。

しかし、この前オックスフォードに行ったときに、有名なクライストチャーチの庭であっさり見つけてしまいました。


ロンドンでは確かにPlease mind the gap.と書かれた注意書きは見ませんでしたが、地下鉄のアナウンスではPlease...と言っていました。


Please mind the gap between the train and the platform. This is Knightsbridge. This is a Piccadilly line service to Heathrow Terminals 4 and 1, 2, 3.

ちなみに、香港の地下鉄(MTR)ではドアにはPlease mind the gap.と書かれています。日本を含むアジアではPleaseを使うことが丁寧であると信じられているので、Pleaseを使うことが多いです。

この事例から見て、イギリスでは警告や命令にはpleaseはつけないことが多いのでしょうけど、つけたとしても問題はないのだろうなと思いました。

on the busかon a busか?

「バスの中で財布をなくしました」を英語で言うと次のどちらになるでしょうか?

1. I lost my wallet on the bus.
2. I lost my wallet on a bus.
3. I lost my wallet in the bus.
4. I lost my wallet in a bus.

まずバスの場合はonなのかinなのかという疑問がありますが、onの方が優勢です。タクシーの場合はinでしょう。なぜバスの場合はonなのか理由が気になりますが、自動車のサイズが違うとか、乗り込む姿勢や方向が違うとか様々な議論があるようです。airplane、ship、busなどは、乗客は乗り物の運転に影響を及ぼさず貨物のように運ばれている感があり、car、taxiなどはそうではないということが「日本人の英語」(岩波新書、マーク・ピーターセン著)に書かれています。

次にthe busなのかa busなのかというのがありますが、交通手段にはtheを付ける法則があります。これは楽器にtheをつけるのと同じ理由です。

こちらのページの7-2によると、「定冠詞”the”にはモノのカタチから本質を抜き出す機能がある。これを利用し、楽器を演奏する際は”the”をつけて表現することが多い。モノとしての楽器よりも、それが生み出す創作物に注目するからだ。」とあります。

この法則によると、the busでは箱型の大型乗用車ではなく人を運ぶ交通手段であることが強調されるのではないかと思われます。もちろん、a busが間違っていると言うことではありませんが、この場合はモノとしての箱型の大型乗用車でしょう。

そういうわけで、無難な答えはこれだろうと思うのですが、もちろんこれ以外が絶対的にダメであるとは言えないでしょう。

1. I lost my wallet on the bus.

例えば、下のような例文がこちらにありますが、これにも違和感はないと思います。

2. I lost my wallet on a bus in Tokyo.

ちなみに、無冠詞でby busというのもごく普通の言い方ですね。

I went there by bus.