「日本人の英語表現」(T.D. Minton著、国井仗司訳、研究社)という本の43~44ページに以下のような記述があります。Pleaseをつけなくても失礼だと苦情を言う人はいないという話です。
オックスフォードやケンブリッジの庭の、
Keep off the grass.
という立て札には、私の知る限りpleaseと書かれているものはありません(ロンドン交通局のMind the gap.も同様です)。それでも、苦情を言う人は誰もいません。
しかし、この前オックスフォードに行ったときに、有名なクライストチャーチの庭であっさり見つけてしまいました。
ロンドンでは確かにPlease mind the gap.と書かれた注意書きは見ませんでしたが、地下鉄のアナウンスではPlease...と言っていました。
Please mind the gap between the train and the platform. This is Knightsbridge. This is a Piccadilly line service to Heathrow Terminals 4 and 1, 2, 3.
ちなみに、香港の地下鉄(MTR)ではドアにはPlease mind the gap.と書かれています。日本を含むアジアではPleaseを使うことが丁寧であると信じられているので、Pleaseを使うことが多いです。
この事例から見て、イギリスでは警告や命令にはpleaseはつけないことが多いのでしょうけど、つけたとしても問題はないのだろうなと思いました。
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