2015年1月17日土曜日

大学入試センター試験にリスニングは必要なのか?

大学入試センター試験にリスニングが導入されてもう10年になろうとしてますが、日本人の英語コミュニケーション能力は上がったのでしょうか?私は何も変わっていないと思っています。

このリスニング試験はスピーキングがなくてただ単に聞くだけなので、筆記試験と同様に受験対策で乗り切れるでしょう。つまるところ、「読む」が「聞く」に変わっただけで、それ以外は何も変わっていません。

とてもわかりやすい英語をイヤホンを使って雑音も入らない最高の環境で聞き取れても実践では役に立たないとも思っています。インド人やシンガポール人の英語がわからないと言うような軟弱な日本人が増えるだけかもしれません。

日本生まれ日本育ちの日本人が英語でコミュニケーションするために必要な力というのは聞き取れた単語をその場の文脈の中でつなぎあわせて相手の言っていることを理解する力だと思っています。インド人だろうがシンガポール人だろうが私は気にしたこともないです。どれだけ英語がなまっていようがどれだけ大きな雑音の中にいようが、それが現実なのだからなんとかするしかありません。

どうしてもわからなかったら「Can you repeat that?」と聞き返せばいいだけです。しかし、このリスニング試験ではそんな当たり前のこともできないですね。現実の世界では使えない英語のリスニング試験にこれほど多大なコストをかけていったいどうなるというのでしょうか?

2015年1月14日水曜日

英語で「うらやましい」は何というか?

「宝くじで1万円当たったのよ~」と言っている人がいたらなんと言いますか?そういうときは、日本語ではしばしば「うらやましい」と言ったりしますね。英語では何と言えばいいでしょうか?

I envy you.

という表現が英和辞典にも載っているそうですが、一方であまり使わない表現であるとも言われています。不自然であるという意見もあるほど賛否両論です。

日本語の「うらやましい」というのはしばしばただの相づちです。本気でうらやましい、ねたましいと思っているわけではなくても、一応そのように言っておくというのは非常によくあることです。

宝くじで1万円当たった人に対しても本気でうらやましいとは思わないですよね。「宝くじにこれまでいくら使ったんですか?w」と心の中では思ってしまいます。

そういう本気度の低い、ただ単に相づちを打つような文脈の「うらやましい」を英訳すると

That's great.
Lucky you.

くらいでいいはずです。

envyは本気度が高くて冗談に聞こえないことがあるので、日本語の相づち的な「うらやましい」の訳としては不適切な場合があると覚えておけばよいでしょう。

envyというのは妬みという人間の醜い感情の一つでもあるので、日常会話では明るくポジティブな表現を使っておく方が無難だろうとも思われます。

I am jealous.

という表現もよいとのことですが、こちらは本気で嫉妬しているわけではなく冗談でそう言っていることが相手にわかりやすいからでしょうね。