2014年2月23日日曜日

a kind of a carは間違っている?

a kind of a car(a kind of a+可算名詞)は間違っている、正しくはa kind of car(a kind of+aのない可算名詞)であるという説明をよく見かけますが本当でしょうか?

a kind of a carは私にもやはり抵抗がありますが、a strange kind of a carなどは許容されると言っている人もいます。What kind of a car is it?という表現も使われているので、こういうのが絶対にだめとは言い切れないですね。

一方、a kind of carが可能な説明として、a kind ofが形容詞的に使われているというもの以外に、carの前にaがないので「可算名詞の車」(輪郭のある車)ではなく「車の性質」(輪郭のない車)を表しているというものがあって、これはおもしろいなと思いました。

さて、このようなkind ofを使う表現には次の二つのタイプがありますが、両者の意味は微妙に異なっていると言っている人がいます。

a. It is a kind of car.
b. It is kind of a car.

前者は「車の一種」という意味で、その意味しているものは(どんなものかはわかりませんが、いずれにしても)車です。後者は「1台の車のようなもの」という意味で、その意味しているものは一般的な車とは異なっている可能性があるとのことです。

2014年2月17日月曜日

ポルトガル語由来の日本語

カタカナ言葉はたいてい英語が語源だろうと思っていると、思わぬ落とし穴が待ち受けています。例えば、カステラに相当する英語はいくら探しても見つかりません。

カステラはポルトガル語です。日本は鎖国を続けていた江戸時代にも長崎の出島でオランダなどと交流があったので、そこから入ってきたのだろうと思ったのですが、キリスト教の布教を避けるため出島におけるポルトガル人は早々に国外追放になってしまったのだそうです。

実は種子島にポルトガル人が漂着して以降の16世紀後半にはカステラは長崎に伝えられていたらしいです。

日本語になったポルトガル語にはカステラ以外にも、コップ、ビスケット、カボチャ、カルタ、金平糖、タバコ、カッパ、パンなどいろいろあるようです。

この中でもいちばんの驚きは(諸説あるようですが)「天ぷら」がポルトガル語だったことです。天ぷらは海外でもよく知られた日本料理の代表の一つですが、その語源がポルトガル語だったなんてびっくりですね。完全に日本語化しているので、テンプラとカタカナ表記することもなくなっています。

ポルトガル語以外にもロシア語由来のノルマ、カンパ、インテリ、コンビナートなども日本語として定着しています。こういうのを調べてみるとたいへんおもしろいです。

2014年2月15日土曜日

I love you に対する返事

I love youに対する返事は次のどちらが正しいでしょうか?

a) Me too.
b) You too.

答えは b) です。I love youに対して、I love you, tooという返事が完全なのですが、前のI loveを省略してYou tooになるのです。a) だとI love me, tooになるので意味がわからないですね。

これと同様に、It was good to see youに対する返事としては、Me tooではなくYou tooが正しいです。日本語的には「お会いできてよかったです」に対して「あなたもです」と答えているわけなので、非常に違和感がありますね。とっさにMe tooと答えてしまうのは日本人には不可避かもしれません。

ちなみに、It was good to see youに対する返事としてYou tooだけではぞんざいなので、Have a nice eveningとかSee you tomorrowとか後ろに何かくっつけた方がいいと思います。

プレゼントありがとう

プレゼントに対するお礼を贈ってくれた相手に言うときに、以下のどちらが正しいでしょうか?

a) Thank you for your present.
b) Thank you for my present.

答えは a) です。基本的にmy presentというのは私がもらったプレゼントのではなく、私があげたプレゼントの意味です。どちらになるのかわからないときは

Thank you for the present.

などと言うこともできます。この場合話し手と聞き手が話題のpresentが何なのかを文脈の中で共有しているので、特定のものを意味するtheを付ければいいわけです。これだけで

Thank you for the present you gave me.

と同じ意味になります。こういうのは名詞にtheを付ける典型的なわかりやすい用例ですね。

2014年2月10日月曜日

embarrassedとashamedの違い

ツイッターでは有名な@Kelangdbnという人が英語の解説をされておられます。英語で「恥ずかしい」は何というのかという問いに対して、「embarrassedだと思いますけどね。ashamedは堅い感じ。」とお答えになっておられますが、これは正しいのでしょうか?


まず、英語で「恥ずかしい」は何というのかという問い自体に無理があります。このブログで何度も何度も言っていることですが、文脈がなければこの「恥ずかしい」がどういう意味なのかわかりません。言葉の解釈は文脈がすべてです。

embarrassedとashamedですが、前者は他人から笑われるような恥ずかしいことをしてしまったときの恥ずかしさです。例えば、渾身のジョークを言ったけど全然おもしろくなくて場をしらけさせてしまったときです。

後者は何かよくないことをしたことを心の中で恥じるような気持ちです。例えば、友だちの心を傷つけるようなことを言ってしまったことを恥じているというときです。

embarrassedは「恥ずかしい」、ashamedは「恥じている」と覚えておけばなんとかなるかもしれませんが、文脈によっていろんな意味になる可能性は捨てきれません。どういう意味かは結局文脈がないとわかりませんね。

自動車関係の英語

アメリカで自動車の免許を取得するときに苦労するのが、日本でしみついてしまった和製英語の数々です。なぜか自動車関係の用語には和製英語がとても多いのです。こういう言葉はよほど気を付けていないと、とっさに口から出てしまうものです。

ハンドル steering wheel
ウインカー turn signal
フロントガラス windshield
バックミラー rear-view mirror
クラクション horn
アクセル accelerator/gas pedal
サイドブレーキ parking brake
チェンジレバー gear stick/stick shift
ナンバー license number
ナンバープレート license plate(注:イギリス英語ではnumber plateを使うそうです)
パンク(したタイヤ) flat tire

ところで、アメリカでドライブするなら、いちばん重要なフレーズがこれだと思います。レジで前払いしないと給油できないガソリンスタンドが多いので本当によく使います。

Ten dollars of gas on pump #1, please.
(1番のポンプに10ドル分のガソリンを下さい。)

アメリカのガソリンスタンドはセルフ式でクレジットカードで払えるんじゃないの?と思う人が多いと思いますが、カードに登録された郵便番号の照合を行うケースが多く、日本のクレジットカードは基本的にセルフ式の機械を通りません。

I got a flat tire.
My car has run out of gas.
I was locked out of the car.

なども有用だと思いますが、幸い使ったことがありません。

あと、アメリカで運転中に警察に止められたら、車から降りずに手をハンドルに置いたまま話すというのを絶対に忘れてはいけないです。私は昔ティファナボーダーの直前で(メキシコに行くつもりはなかったので)強引にUターンしたら警察に止められて、車から降りようとしたらひどく怒られました(笑)。

2014年2月6日木曜日

隠岐のトカゲ岩

隠岐(道後)にはトカゲの形をしたトカゲ岩という有名な岩があります。この岩を見てトカゲではなくキツツキと思う人もいるようですけどね。


隠岐の観光名所に日本語と英語で書かれた案内版が必ず立てられているのはとてもいいことです。英語の方は日本語をプロが翻訳したようなのですが、詰めが甘いのはやっぱり日本だなと残念に思いました。

日本の英語版税関申告書もそうなのですが、たとえプロに翻訳してもらっても、印刷された段階で校正をする日本人が印刷屋の誤りに気づかないというのは日本ではたいへんありがちです。

JapaneseのJが小文字になっているのと、As a resultの前に空白がないのがとても残念です。