2014年2月17日月曜日

ポルトガル語由来の日本語

カタカナ言葉はたいてい英語が語源だろうと思っていると、思わぬ落とし穴が待ち受けています。例えば、カステラに相当する英語はいくら探しても見つかりません。

カステラはポルトガル語です。日本は鎖国を続けていた江戸時代にも長崎の出島でオランダなどと交流があったので、そこから入ってきたのだろうと思ったのですが、キリスト教の布教を避けるため出島におけるポルトガル人は早々に国外追放になってしまったのだそうです。

実は種子島にポルトガル人が漂着して以降の16世紀後半にはカステラは長崎に伝えられていたらしいです。

日本語になったポルトガル語にはカステラ以外にも、コップ、ビスケット、カボチャ、カルタ、金平糖、タバコ、カッパ、パンなどいろいろあるようです。

この中でもいちばんの驚きは(諸説あるようですが)「天ぷら」がポルトガル語だったことです。天ぷらは海外でもよく知られた日本料理の代表の一つですが、その語源がポルトガル語だったなんてびっくりですね。完全に日本語化しているので、テンプラとカタカナ表記することもなくなっています。

ポルトガル語以外にもロシア語由来のノルマ、カンパ、インテリ、コンビナートなども日本語として定着しています。こういうのを調べてみるとたいへんおもしろいです。

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