2014年3月22日土曜日

ハイブリッド化した日本語

この前訪れたブラジルのリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)はカタカナにすると覚えにくいし口にするのも難しい地名です。「リオじゃないだろ」と現地で言ってもなんとか通じそうな気がしています。

アホなだじゃれはさておき、ポルトガル語でリオデジャネイロのRioは川、Janeiroは1月なので、リオデジャネイロの意味は「1月の川」なのだそうです。「地球の歩き方」によると、1502年1月にグアナバラ湾を発見したポルトガルの探検隊がこの湾を川と勘違いしたことに由来するのだとか。ポルトガル語に限らずフランス語などラテン系の言葉は「A de B」が「BのA」の意味になっていますね。

JALの「うどんですかい」は「空のうどん」という意味の巧みなだじゃれです。最初はおもしろいと思っていたのですが、こういう言葉があちこちで氾濫してくるとさすがにもう結構という気持ちになってきます。「スクラッチdeクーポン」とか「ネットde買い物」などは語順が逆で、もはやアルファベットで「de」と書く意味もないような気がするのですがどうなのでしょう?

日本語のハイブリッド化によって生み出される新しい言葉に最近興味を持っており、こういう言語文化を真剣に研究したらおもしろいのではないかなと思っています。

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