2014年3月11日火曜日

somethingとanything

中学の英語で肯定文ではsome(something)、否定文と疑問文ではany(anything)と習いましたが、この単純なルールには例外がたくさんあります。例えば、「飲み物はいかがですか?」と相手に問いかけるときは

Would you like anything to drink?

と尋ねますが、この文では

Would you like something to drink?

とすることもできます。相手に何かを勧めたりお願いしたりといった肯定的な答えを期待しているときには疑問文でもsome(something)が使えるからです。

これらの文の意味はほぼ同じでどちらを使ってもいいのですが、両者のニュアンスは微妙に違うそうです。前者では飲み物の選択肢がたくさんあって何でも選べるような状況で、後者では選択肢は限定的になっているとのことです。

確かに、選択肢がコーヒーと紅茶しかないときにanythingでは無理がありそうなので、somethingを使うべきなのでしょうね。

some(something)とany(anything)の使い分けはなんとなく雰囲気でわかるのですが、それがなぜかと問われると理由を説明するのが難しいものです。完全なルールとは言えませんが、肯定文だから疑問文だからという理解よりも、some(something)は「数量や名前が不明な何か」で、any(anything)は「不特定な何でも」としておくのが無難ではないかと思っています。

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