2014年5月12日月曜日

すみません、すみません、すみません

すみません、すみません、すみませんと日本人は誰にでもよく謝っているなと思います。私が日本で嫌だなと思うのは、たいしたことではないのに私が謝ることを期待している人がとても多いということです。こちらが「すみません」という言葉を発することを期待していて、そう言えばそれでいいのですが、言わなかったら怒っている表情が見て取れます。

日本語の「すみません」には「ありがとう」の意味もありますね。だから、英語なら「Thank you」というべき場面で、日本語では「(お手を煩わせて)すみません」と言います。日本人の英語で典型的におかしいのはその直訳で海外でも「Sorry」を連発することでしょうね。「そこ、謝るところじゃない!」といつも思っています。

ただし、アメリカ人もめったに「Sorry」と謝らないわけではありません。日本の英会話の本には歩いていてうっかり誰かと肩がぶつかったりしたときは「Excuse me」と言うように書かれていますが、私の経験ではぶつかったら「Sorry」と言われることが多いです。ぶつかったら「Sorry」、ぶつかってないなら「Excuse me」くらいでいいのではないでしょうか?

ところで、「Excuse me」や「Sorry」も下手をすると相手に喧嘩を売っているように聞こえかねないの注意が必要です。例えば、道を空けて欲しいときに「Excuse me」と言いますが、そこで語尾を上げて「Excuse me」と言えば、「そこをどけ(ゴルァ)」という感じが伝わってきます。同じ言葉でもイントネーション、顔の表情、その場の文脈によって言葉の意味は変わってくるものですね。

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