2013年7月25日木曜日

ホームドアのあれこれ

日本のおもしろい和製英語にホームがあります。これがhomeなら別にいいのですが、鉄道の駅にあるplatformなので和製英語に認定です。

なぜ昔の日本人はplatformを...フォームと書かずにホームと書いてしまったのでしょうね?こういうニッポンのオヤジ的言語感覚が私にはたいへん気持ちが悪いです。

これは日本人がいかに英語の音が苦手であるか、つまり、いかに英語の音を正しく聞き取ったり発音したりできないか、ということの現れだと言えるでしょう。

ホームが和製英語ならホームドアも当然和製英語ということになりますね。Westinghouseというホームドアを作っている会社はPlatform Screen Doors (PSD)と呼んでいます。Westinghouseによると、PSDには以下の3種類あるようです。

Platform Screen Doors (PSD): 大分類のPSDと同じ名前というのがややこしいのですが、ホームから天井までを完全に遮るタイプのホームドアです。ホームの空調を考えればこれが最も優れていますが、既設のホームを後から改修する場合、この方法を採用するのは難しくなります。


Platform Edge Doors (PED): これはホームから2.3~2.5mくらいの仕切りを設けて、その上側には仕切りがないものです。この方法であれば既設のホームを改修する場合にも使えます。


Platform Screen Gates (PSG): これはホームから1.3~1.7mくらいの仕切りを設けるもので、ば既設のホームを改修する場合にもいちばん簡単に設置することができます。人間が乗り越えようと思えば乗り越えられるため、安全面ではPSDやPEDに劣ります。


こういう新しい言葉はまだ英語圏の隅々まで浸透してはいないだろうし、何と言うのか知らないという人は英語圏にも多いことでしょう。ただ、驚いたことにあの英辞郎にもまだ載っていないようです。

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