2013年7月29日月曜日

ちょっとロスに(笑)

長い言葉を短く言うのは言語における世界共通の法則だと思っています。この法則について例外を見つけたことがありません。

例えば、トルコ語でありがとうは「テシェキュレデリム」なのですが、長いので「テシェキュレル」と言ったりします。

ペルシャ語でありがとうは「ヘイリーマムヌーン」なのですが、やはり長いのでみんな「メルシー」と言っています。「それはフランス語じゃないのか?」と問いたくなりますが、フランス語そのままです(笑)。

日本人はロス・アンジェルス(Los Angeles)をしばしばロスと略します。日本の新聞でもロス市警とかふつうに書かれていますね。

でも、こういう単語を省略するとき英語では頭文字を使います。だから、ロス・アンジェルスはロスではなくエル・エー(LA)です。先ほどのロス市警はLAPD(Los Angeles Police Department)ですね。

ロスというのは日本の新聞記者のおやじが言い始めたのではないかと想像しています。インフルエンザをインフルと言うような人たちですからね。本当にセンスないです。

ちなみに、サンフランシスコ(San Francisco)はエス・エフ(SF)です。これが最も一般的な略称で、日本でよく言われるシスコ(Cisco)はふつうは使われないと思います。

アメリカでシスコと言えばCisco Systemsですが、このシスコという会社名は実はサンフランシスコに由来しているというトリビアがあります。シスコのロゴはゴールデン・ゲート・ブリッジですね。

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